JPフィットネス・ストレングス工房
03-3239-8511
JPフィットネス - ストレングス工房 スタッフブログ

【15:最終回】 始まりの風/新たな連載スタートへ

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 壁を越え、ひとつの段階をクリアするには、地味な練習・トレーニング(研修)の積み重ねしか道がないことを、私はこの仕事を通して学んだ。

 新たに始める連載では、私が仕事として行ってきた『筋力トレーニング(ウェイト・トレーニング』と、それに纏わる話を、ひたすら書いていこうと思う。それが私の存在意義?だと思うようになったからである。
 存在意義などと大袈裟なものが有るのか?と言われそうだが、有るのか無いのか、分からなくても、とにかく自分のやってきたことを書いていくことが、還暦を前にした自分の勤めだと思うのである。

 我々の立場は、スポーツ科学を軸として、理科系、文化系に関係なく、また西洋スポーツから中国や日本(中国)の武術に至るまで、全く異なる分野の知見を噛み合わせていくというもので、今は、その作業の途上に他ならない。
 役割の違う他の領域の人を、先入観や偏見を排して、素直に、そして敬意を持って評価することは、決して簡単なことではないが、各々の専門領域や役割を越えて、幅の広い見方を身につけるためには、重要な条件であると思う。

 トレーニング方法、鍛練法の科学性を考える時、私は自然科学のように数値化できることよりも、数字では表し難いが、しっかりと理論的に説明できること、実践して証明できることに、我々が行っていることの合理性が在ると思っている。
 これまで、筋力トレーニングは、経験論的に語られることが多く、それ故に誤解も生まれたように思うのだが、私自身は、常に『実践を重んじる経験的な解釈を重視しながらも、科学的視点で筋力トレーニングとそれを行う人間、集団(組織)を見直すこと』を心掛けてきたつもりである。
 そう言う意味でも、いわゆる『ウェイト(トレーニング)否定論』はじめ、様々な批判についても、真っ向から取り上げて、丹念に検証していくつもりである。

 私が書くこの連載は、教室での授業ではないのだから、単に書籍に書いてあるexercise(実技)を紹介し、骨格筋を中心とした人体の機能・構造(スポーツ生理学的な知見)を説明しただけでは意味がないと思う。
 選手や若い指導者の方法論的な支えとなり、考え方(心)の拠り所となる、普遍的な話まで中身を拡充できるかどうか、そこに重点を置き、それにチャレンジしていきたいと願っている。

 筋力トレーニングは、私の人生を変えたと言える。
 これは、『筋トレ指導を仕事にした』ということではなく、筋力トレーニングで私自身が変わった、と言うことである。

 筋力トレーニングには、それを指導する人(指導者)にも、実践する人(選手、実践者)にも、『現状打破、変えうる力』を持っていることを分かってもらいたい。
 この拙文によって、志ある若い読者の方々に、『なるほど、我々の考え方、指導法とは、こういうものであったか』と理解し、何か一つでも多くのことを、自分のものにして頂ければ、筆者として無上の喜びである。

≪田内敏男≫

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 【15:最終回】 始まりの風/新たな連載スタートへ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.jpf-stk.co.jp/cmt/mt-tb.cgi/221

コメントする