JPフィットネス・ストレングス工房
03-3239-8511
JPフィットネス - ストレングス工房 スタッフブログ

【7】劣等感との付き合い方

| | コメント(0) | トラックバック(0)

劣等感との付き合い方(スキル)

 『優れた人を見習い、敬いながら、その一方で劣る自分を反省する』ということは、反省するが故に、ひどく落ち込んで、どこまでも沈んでいくことではない。
 劣等感(コンプレックス)をバネにするとは、至らぬ自分を分かること、すなわち、その謙虚さが向上心に火を付ける。そういう方向へもって行く、自らを駆り立てることを言う。
 選手に対しても、指導者に対しても言えることは、人よりも劣っていること、あるいは劣っていると感じることは、少しも恥じることではないし、心配することでもない。
 一番いけないのは、傲慢になって学ぼうとしなくなることであり、ひたむきな努力をしなくなることだ。それを阻止してくれるのが劣等感であり『向上心に火を付ける導火線の役割を果たすもの』として積極的に捉えておきたい。

◇例:傲慢
 あなたの周りに次のような”優れた”人はいないだろうか?
 口を開けば、自分はこの世界では、日本で何本の指に入る、やれ東京ではナンバー○?だとか、独善的な自己評価と自慢話だけに終始し、更には勝敗にまつわる本質を見通す洞察力もなければ、勝敗のギリギリの淵から生まれる他者(敗者)に対する深い優しさも備わっておらず、徒に歳を重ねただけ・・・・・・。これでは、あまりにも虚しく、何の役にも立たないどころか、ズバリ、存在そのものが迷惑である。本人のためにも、周りの人のためにも、直ぐにでも隠退した方がいい。

◇例:伝統がないコンプレックス
 例えば、伝統も実績も無いに等しいチームは、当然のように、そのことが、選手に劣等感を抱かせる方向に行ってしまうことがよく見受けられる。
 一方、長い伝統を持ち、数々の栄光に支えられながらながら、その伝統ゆえに、かえって、がんじがらめの堅苦しい生気のない集団となってしまった伝統チームも存在する。
 このような場合は、あらゆる意味で、先ず組織の風通しをよくすることから始めなければならないのであるが、伝統がないチームは、初めから風通しが良いことが多いのである。
 将に、ここからがスタートである。
(伝統がなく、風通しも悪いようでは、チーム強化の見込みは、見えてこない!)

◇例:議論に弱いコンプレックス
 『言葉の暴力は愚か者の証である』と叱られたことがある。議論において、舌鋒鋭く相手をやり込めることは、ある種の快感であろうが、やられた方は、たまったものではない。
 論破する快感も悪いとは思わないが、言葉というものは、それが過ぎると往々にして「暴力」と化し、人の心をいたく傷つける。
 巧みな言葉使いや論理展開の鋭さで、「してやったり!」と得意満面になるのはいいが、気を付けていないと、その後にくるのは、思い上がりと油断である。むしろ、往々にして、やり込められた人の粘り強さ、諦めない精神、結果で示そうとする執念の方が怖いのである。

--------------------------------
◎例:上手くしゃべれないコンプレックス(口下手のセールスマンの場合)
 閑話休題 
 ここで、スポーツ以外の例を紹介しておきましょう。
 テレビショッピングに出てくる人のように、流ちょうに商品の説明が出来ないセールスマンが、いかにして売り上げナンバー・ワンになったか?
 職業選択のミス、と言ってしまっては身も蓋もありません。彼は何かの事情でセールスマンになってしまったのです。それも含めて、悩みに悩み抜いたあげく、彼は上手くしゃべって説明することを捨て、自分から話し出すのをやめて、先ずは相手のの話をじっくり聞くこと、つまり「聞き上手」に徹することから始めました。そして、自分が知り抜いた好きな商品だけに扱うものを絞り込み、相手の求めに応じて売ることに決めたそうです。
 聞き上手に磨きをかけたお陰で、「買うならあなたからだ」と客の方から言わせ、商品の説明に入る時には、既に相手の気持ちや希望が分かっているので、心のこもった「下手なしゃべり方」でお客さんの求める商品を不器用に勧め、契約をドンドン取っていったそうです。
--------------------------------

◆強い組織(チーム)
 強い組織(チーム)は、生き甲斐を持った人に支えられている。
 生き甲斐とは、各個人の心の問題であり、他人や組織から強要されるものではない。
 生き甲斐とは、そもそも『力強く生きていこう』という思いを支えるバックボーンであり、寄り処である。
 
チームという組織に生きる選手が、個人の問題である生き甲斐、すなわち競技を行うこと、競技者であることに生き甲斐と誇りを持って、長所を伸ばし、短所・弱点(コンプレックス)を克服しようと一心に練習に打ち込んでいるならば、これほど心強いことはない。

 向上心の陰に劣等感あり! それで、いいではないか!?
 敗戦や失敗、それに劣等感は、スタートのきっかけであることを知って欲しい。
 
新たな出発のきっかけであることを・・・・・・。

 日頃の鍛練の成果が、試合という表現の場で実を結ぶことを祈りつつ…。 

≪田内敏男≫

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 【7】劣等感との付き合い方

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.jpf-stk.co.jp/cmt/mt-tb.cgi/131

コメントする