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JPフィットネス - ストレングス工房 スタッフブログ

【6】精神集中:瞑想

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精神集中:瞑想の効用

 瞑想により智恵を生み出し、それによって自己の『心を改良』していく。
はたして、そんなことが我々に可能なのであろうか?

 以前、何かの本で読んだ記憶によれば、瞑想の『瞑』とは、種々雑多な我々の心に巣くっている雑念=不安、心配、こだわり…等を取り除き、消し去ること。
瞑想の『想』とは、文字どおり想うこと、つまり、強い想いを、繰り返し、繰り返し念じる(想念)こと。それこそ、毎回、毎回、『入念』に行うのである。

 これは、あたかも良い(プラス)言葉も悪い(マイナス)言葉も、未整理状態のまま、乱雑にビッシリと書かかれたホワイトボードが在って(我々の心の状態)、これらの文字を、一旦、全部消し去ってしまう作業が『瞑』と言ってもよいだろう。
 消されて真っ白になった心のホワイトボードに、夢を想い描きながら、希望に満ち、不安や心配ごとを吹き飛ばすような力強い言葉やフレーズを丹念に大胆に書き込んでいくことが『想』である。

 瞑想を習慣とし、繰り返し、繰り返し行っていくと、普段とは違う、極度に集中した瞬間を、程度の差こそあれ、誰もが体験することができる。

◆猛練習の意味
 さて、ここで話題を『練習・訓練・鍛練』に振ってみよう。
 選手の特性をよく見極め、考えぬかれた練習、広い意味で訓練や鍛練(トレーニング)は、それが質的に優れ、ハードであればあるほど、その強烈な体験が、普段の生活、練習では体験できない激しい精神の覚醒をもたらし、並外れた精神集中へのキッカケをつくることが知られている。
 つまり、技の修得、もしくは修得した技術の運用・発揮の巧みさの訓練から入って、体力的な疲弊状態がもたらされ、それに耐えながら、あるいは忘れて技能修得訓練に没頭していく。そして、それによってもたらされる研ぎ澄まされた感覚、つまり『並外れた精神集中の境地』へ。
 これこそ猛練習の意味であって、あくまでも質的なアプローチ、選手の内面の変化に着目したアプローチでなければ意味がない。

 やるからには必ず成し遂げねばならないという、この強烈な想いと、何が有ろうと、何が起ころうと、絶対に…という覚悟こそが、チャンピオン・スポーツの原動力である。
それが、選手を厳しい練習、烈しいトレーニングに駆り立てるのである。
 一方、勝つためには、どうすればよいか?
 グランドや体育館を離れても、必死に考え、念を凝らす。
 ここで、練習と瞑想が一つになるのである。

心・技・体:三位一体
 以上で述べてきたよう、サクセス・ストーリーを実現していくためには、しっかりとした技能修得、体力の養成、そして揺るぎない精神力の陶冶が不可欠である。

 大会に向け練習に明け暮れる選手に、我々がただただ願うことは、勝利へと向かう心の充実感、高揚感、すなわち気力・体力の充実と技能の向上しかない。
 あらゆるプレッシャーを全身全霊で受け止め、これまで培ってきた技を伸び伸びと発揮してもらいたい。

 日頃の鍛練の成果が、試合という表現の場で実を結ぶことを祈りつつ…。

≪田内敏男≫