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【5】歳を重ねること

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◆攻守の両面

 試合という闘いの連続であるシーズンは、不安や心配との闘いでもある。
試合において攻守の両面があるように、個々の心の問題においても、目標を掲げて万難を排し、それに向かって心を駆り立てていくこと(攻め)と、不安や恐怖、心配から心を守ること、この両方が必要であり、非常に大切なことである。

◆指導者として歳を取るということ

 当然のことながら、乗り切ったシーズンの数だけ、『勝ち・負け』を経験しているということであり、またその数だけ引退者を見送り、新人を迎えてきたと言うことでもある。
 私も含め、ほとんどの指導者にとっては、勝った喜びよりも、敗北の悔しさ、苦悩(心配・不安)の方が遥かに多いのも事実であると思う。

 体育会系=タテ社会の悪しき伝統と言われる『絶対的な年功序列』のように、単に年上であること、つまり、ただ歳を重ねた指導者が無条件に立派なのではなく、チームの浮沈、人との別れと出会い、勝敗における苦悩…等を真っ正面から受け、勝負の世界で生きる辛さを知り、その辛さと共に生きる中で、真の喜びと悲しみ、感謝といたわりの念、慈愛のこころ、智恵の意味を本当に理解していく。そういう年長者、年寄りこそが立派なのであり、何も悟り澄ましたエライ人である必要は全くない。
 それどころか、幾多の敗北にもめげず、ひたすら『勝つ方法』、『強くする方法、原理・原則』を求めて、迷い悩み、もがきながら、逆境を跳ね返し、少しでも前へ進もうとしているその姿は、未熟者であり、求道者の姿でもある。

 そういう意味で、指導者として年輪を重ねることは、これらの苦悩を感じ取る力が、精神的な何かを研ぎ、磨いていくのだろう。
『歳を重ねることそのものが、指導者としての修行なのである』と、言われる由縁である。

 五十歳を越えた今、自らへの戒めとして、日々、心に刻んでおきたい。

 日頃の鍛練の成果が、試合という表現の場で実を結ぶことを祈りつつ。

≪田内敏男≫

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