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【4】有効なトレーニングとは?

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有効なトレーニングとは?

 
 スポーツ選手のトレーニングというと、腹筋や腕立て伏せ、重いバーベルを反復したり、長い時間ランニングをしたり、そんな姿が思い浮かぶが、そういうことを黙々と繰り返せば、競技能力を高めるのに本当に役に立つのだろうか? 体力の強化に効果があるのだろうか? 
 では、競技力の向上、改善のためには、どういったトレーニングが有効なのであろうか?
 ただきつい運動を毎日ひたすら繰り返すことが、有効なトレーニングと言えるのだろうか?
 
◆トレーニング(鍛練)の本質は、自らの意思で、自らの心身を厳しく鍛え上げることであるが、一生懸命、真面目にウェイト・トレーニングを行う選手は、それだけでエライという先入観は非常に危ない。
 この真面目さが、どのような方向に向かい、何をもたらすのかを、しっかりと見極めなければ、エライかどうかは分からないのである。
 適正なトレーニングを実践して智恵の力を身に付け、実戦において自在に技を活用できるようになった選手がエライのであり、また特別なトレーニングや修練などしなくても、日々技を磨いて実戦で高い能力を発揮している選手も、同じようにエライ!
 
 同様に、全てのトレーニングが単にきつければ有効なトレーニングだとする単純な考えも、これまた危険である。きつくて厳しいだけでは、有効なトレーニングにはならない。
  ウェイトを持ち上げること、走ること、忍耐すること等、これらは全て競技に活かすために訓練することであり、走ること、力をつけること、我慢することその ものが目的ではない。あまりよい例えではないが、走ることが最良のトレーニングなら、全員陸上部に入部すればよいし、同様に辛いことにじっと堪えて忍耐力 を付けるのが目的なら、会社でつらい思いをして、我慢の毎日をおくっているサラリーマンは、最も優れたトレーニング実践者ということになる。
 
◆トレーニングを有効ならしめるには、必ず『智恵』の力が要ることを知るべきである。
  トレーニングには、必ず智恵の力=洞察力が必要である。
 考え方と実践、目的と実施方法、問題発見と解決、肉体と精神、身体と心の両方をバランスよく組み合わせて行くところに目指す真のトレーニングがあることを、たとえ道は遠くとも、指導者の戒めとして銘記すべきであろう。
 
◆では、智恵(考え方)とは何か? 
 ひとつの捉え方として、自分の心(やる気)をしっかりと捉え、それをより良い方向へと改良・向上させていくための精神力のこと、と言えよう。適正な手段・方 法、タイミングによって為されたトレーニングの結果が、その選手のパフォーマンスを高めるかどうかを見極めるのも智恵の力である。知識はもとより、経験、 勘、英知・智慧を総動員しなければならない。
 
◆さて、この分野において、真に有効なトレーニング方法は、どのような経緯で生まれ、伝承されてきたのであろうか?
  なるほど、ウェイト・トレーニングにおけるベンチプレスやスクワットのように、伝統的かつ代表的なエクササイズについてのものや、ボディビルディング的な 流れによるものは、印刷物として残されているものも多いが、真に競技スポーツへの展開、有効な活用法といったレベルでのものは、その大半が本や雑誌等の書 籍によって伝えられてきたものではないことは確かである。
 私の知る範囲でも、活字にして残されることなく、実に数え切れない有名無名の選手や指導者によって、試行錯誤を繰り返しながらも様々なトレーニング(法)が地道に取り組まれてきたのである。
 何が有効か?を見る眼を養うには、そういう個々の選手や指導者のひたむきな実践に眼をむけながら、真に有効なエクササイズの選択、活用、組み合わせや応用、 場合によっては創造(新しく創り出す)を繰り返し、自らのトレーニング実践と指導実践を地道に行いながら、選手の変化を観ることによって、その事実に学ぶ こと以外に真っ当な道はないように思うのである。
 
◆ 近年、誰かの奇抜なネーミングによる「OOOトレーニング」、とか「OOOO法」と言ったエクササイズにおける特徴的な動きや、或いは負荷様式の一部を突 出させたようなネーミングでもって、『これが最新で、唯一絶対の筋トレだ』と主張する傾向が見受けられるが、その原因の一つは、選手の実態と現場で起こっ ている事実、及びトレーニングの実践理論に対する無知である。加えて、指導者としての経験不足があげられる。
 各自が乏しい根拠で、短絡的に『トレーニングとはこういうものだ』等と言い出せば、個人の独断ばかりが並ぶことになるのは、当然であろう。
 
◆では、我々が後世に伝えたいことは何かというと、『バーベルやダンベル等のフリーウェイト、それにマシン、チューブ、帯、自体重を利用したトレーニングは、”工夫次第で”確実に選手の運動能力を改善し、パフォーマンスを向上させることができる』という確信である。
そのためには、指導者としての自覚、実践、それに研鑽が必要なことは言うまでもない。
 
 工房日曜研修会は、それを必要とする人を静かに待っています。
 
≪田内敏男≫

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